転倒

インフルエンザでドタバタの年末から新年が終わった。看護士さんの間ではまだ流行っていたが、入院患者はいつ解除されるかが気になりだした。他の部屋は解除されたとか聞こえてくるが、持ち込んだこの部屋はなかなか解除されない。

正面ベッドの爺さんが時期的に持ち込んだ人と思われたが、耳が遠いせいか、声がでかい。たぶん、「お前だよ、お前」ってこの爺さん以外思っていたと思うが、この爺さん、インフルエンザの感染が他人事。これを毎日リハビリの人に同じ話を伝えている。正面、声のでかさもあり、このことが聞こえて、なかなかシンドかった。

1月の五日から先生の回診やベッドの上限定のリハビリが始まった。主治医には去年の暮の胃ろう作りが遅れてて、インフルエンザの騒ぎが解除されたら手術するから準備しておくと聞いた。が、終わりが分からない。

ベッド上限定のリハビリと言われていたが、車いすの乗り降りはokらしく練習してた。ある日の夜、車いすが変なところにあったから、手の届く範囲にしてもらおうと看護士さんに移動してもらった。が、ブレーキのかけ忘れか、車いすが動いて転倒。すぐに看護士さんが集まって、ベッドに戻す。頭を打ってたため、「気持ち悪くないか?」と聞かれる羽目に。

転倒して頭打つと、死亡率が跳ね上がるということで、連絡先の妹に連絡が行った。看護士さんの見回りが強化された。気にしないでというが、気になる。朝一で頭の検査。転倒のことや麻痺もあり、 ということでベッドでの移動何回目だ???

幸いなことに、検査時点では大きなけががなく、3日は様子見ということに。本人は平気だけど、頭を打ったということで、警戒されてた。看護士さんが通るたび、リハビリするたびに、「気持ち悪くないか」聞かれた。一週間は聞かれていた気がする。

車いすへの乗り移り、看護士さんから中止したほうがいいと声があったらしい。すなわちベッドで生活できるようリハビリを変えてほうがいいと見解が出された。が、車いすに乗り移れないと行動に制限が出るし、なにより本人が車いすに乗ると信念があるからと、この意見は次回転倒したら考えると、リハビリの人から後日聞いた。「転倒するな」、これが絶対になった。